今回はインドネシアにお住まいの日本人の先生から、紅茶を使った自然染めを教えて頂きました。

日本でもよく話題に上がるSDGs。最近はサスティナブルなライフスタイルに切り替えていく著名人も多く見かけるようになりました。自分でも環境問題に無理なくに取り組むために、何かできることはないかと考えていたとこで見つけたのがこちらの「自然染め」の体験。元々アートや自然の興味があったこともあり、自身の生活の中で楽しく行えたら、と思い、受講することに決めました。

オンライン体験の概要

講師はインドネシアに移住されて10年のRumiさん。東南アジアのヴィラをイメージさせるようなご自宅からの配信でした。今回は海外在住の女性がもう１名、一緒に受講していました。英語をベースに進んで行きますが、日本語のフォローアップもあり、安心して受けることができました。

実際に作業が始まると、どんな模様になるのか、どんな色に仕上がるのかワクワク。染物と聞くと特別な作業スペースや道具が必要なイメージがありましたが、こんなに手軽にできるなんて驚きました。世界に１つしかない自分だけの染物ができ、大満足です。食べこぼしでシミがついたお子様のTシャツなども可愛くリメイクできると思いますよ。

事前準備として、豆乳と水を混ぜた液体に用意したTシャツやテーブルナプキンを浸して乾かしておくという工程があります。また、当日は濃い紅茶を煮出し、その色で染めていくのでキッチンで受けるのがおすすめです。

実際にオンライン体験に参加して感じたこと

インドネシアの自然や穏やかな雰囲気を画面いっぱいから感じることができますし、2カ国語でのレクチャーがプチ留学を思わせてくれます。途中での質問も、もちろんOK。天然染めの体験だけでなく、画面越しに海外の方と交流ができ、とても有意義な時間となりました。布の寿命は長く、使い続けてまた好きな色に染めていく事もできるそうです。自分で染めたからこそ、長く使い続ける気持ちも強くなります。ものを大切にし環境に配慮していた古来からの知恵を、オンラインの画面を通して学ぶことができるのは、現代ならではでだなと感じました。染めを通して、環境問題について考える。とても素晴らしい時間を過ごすことができました。

このオンライン体験をオススメしたい人

物づくりが好きな方、物を大切に扱う心や自然や環境について興味のある方、Tシャツや布製品をリメイクしたい方はもちろんですが、環境を意識しながら物が出来上がるまでのプロセスを学ぶことができるので、お子様の自由研究などにもぴったりな体験だと感じました。今回は紅茶でブラウンに染めましたが、お庭になっている実や咲いている花、食べた後のアボカドの種などでも楽しめるそうです。暑いお湯を使うので小さいお子さんがいらっしゃる方は気を付けながら楽しんでくださいね。